この空の花
映画の予告を見て是非見ておきたいと思った作品、早速見に行ってきました。今日は週末、夜の回を見に行ってきましたが、結構混んでいました。
天草の地方紙記者・遠藤玲子が長岡を訪れたことには幾つかの理由があった。ひとつは中越地震の体験を経て、2011年3月11日に起きた東日本大震災に於いていち早く被災者を受け入れた長岡市を新聞記者として見つめること。そしてもうひとつは、何年も音信が途絶えていたかつての恋人・片山健一からふいに届いた手紙ら心惹かれたこと。山古志から届いた片山の手紙には、自分が教師を勤める高校で元木花が書いた「まだ戦争には間に合う」という舞台を上演するので、玲子に見て欲しいと書いてあり、更にはなによりも「長岡の花火を観て欲しい、長岡の花火はお祭りじゃない、空襲や地震で亡くなった人たちへの追悼の花火、復興への祈りの花火なんだ」という結びの言葉が強く胸に染み、導かれるように訪れたのだ・・・。
新潟の長岡の花火は有名、その花火の話見たいと思って見に行ってきました。大林監督の不思議ワールドに彷徨いこんだって感じの作品。最初から人の話のテンポが随分と早い映画だなぁと思いつつ見ていた。時間軸が昭和20年の戦争当時、また現代、そして18年前とコロコロと変わっていくが、それでもその時代にふっと入り込んでしまっている自分がいる。映画の中で、新潟に新型爆弾という原子爆弾が落とされる候補地であったことは、父から聞いたことがあり知ってはいたが、その模擬爆弾というのが存在したなんて、この映画で初めて知った。また、そんな模擬爆弾が長岡以外にも全国で49ヶ所も投下されていたなんて、今まで知らなかった。また、長岡では焼夷弾で街が焼かれたことも初めて知った。
資料館にはそんな焼夷弾の実物模型があったり、今でも街のところから焼夷弾のかけらが出てくるなんて、まだ戦争は終わっていないんだと感じてしまう。戦争の事を子どもたちに語る語り部の話。そして、戦争の事を劇で現そうとする高校生たち。そんな中の高校生元木花役の猪股南さんの1輪車の演技はすごい。くるくるとよく回り、それでいて、人と話する時には1輪車に乗っているのにぶれない。また劇の中にも群舞で1輪車が部て来て、とても印象的。
戦争の話を語る人々の中に、シベリア抑留の体験談が出てきたがねそんな話も家人の父の遺品からつい最近知った。mikiたちはそんな体験者から戦争の事を聞いているが、mikiの家人はそういえばどこまで効いたことがあっただろう、伝えていかなければならないことだなと思った。
花火の音を空襲の音と今でも同じに聞こえてしまう人、そんな悲しみは何時まで続くのかと思う。
この映画の中に、山下清さんの言葉「世界中の爆弾が花火に変わったら、きっとこの世から戦争は亡くなる。」という言葉が出てくるが、とても深い、思い言葉に感じた。
長岡の花火は観光ではないという、その意味も今回初めて知ることが出来た。
ラストの花火の映像がとても美しく、それだけに長岡の想いが感じられる。
これは是非スクリーンで見て欲しい作品、見終わった後思わず拍手したくなった。
# by mikibloom | 2012-05-19 18:20 | 映画 | Trackback | Comments(0)









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