映画の予告がちょっと気になって、どうしても見たくなった映画、早速見に行ってきました。
平日の夕方の回のせいか、けっこう閑散とした感じの入りでした。
滋賀県北部の雑木林の季節を追ったドキュメント。秋にクヌギの木々の伐採、えっっっ、こんなに伐採すると、山がダメになってしまうんじゃ???なーんて思っていた。でも、春に、伐採された木々に菌を植え、伐採した木はしいたけを採る木になるし、春には、伐採した残りから、ひこばえが芽吹いて、山が再生されていく姿。思わず、へえっっっとなってしまった。
ただ、伐採するのではなく、次に命をつなげていく伐採の仕方ってあるんだと、それが里山という人と自然のいかた、なるほどと思った。
夏には、木々の間にしいたけの木をおいたり、カブトムシの幼虫を探して、あんなものも来るんだとびっくりだし。
里山の老木のウロのある木々は、まるで「となりのトトロ」や「もののけ姫」に出てくる木々や、コダマなどを思い出させる映像。
そして、はちみつを取るためのクマと人の知恵比べ。
秋の栃の実の収穫シーンは、思わずおいしそう、ってmiki、栃餅だーーーいすき、手間がかかる分、普通のお餅より高いけど、いつも実家に行くと、必ず食べるのが楽しみだし。こんな木から、こんな見ができて、収獲してお餅になるのね、ってなるほどと思いつつ見ていた。
そんな里山の季節を丁寧に追った映像、今、地球温暖化や、自然保護などが叫ばれているけど、何が大切なのか、考えさせられる。