見たかった映画、なかなか見る機会がなかったのですが、今回20執念特別上映ということで、見に行ってきました。
今日は、朝一の回のせいか、結構空いてました。
父の訃報を受けて帰省した息子は、母の頑なな思いを知る。そして、母と父の恋物語を回想していく。
初め、なんでこんなにお母さんは、お父さんの遺体を町の病院から担いで帰ると頑なに言っているのか、わからなかった。そして、棺にかける布も、自分で織るといっているのか。
そして、語られる父と母の物語。
最近は、純愛ものの映画って、けっこうはやっているが、これもすっごくピュアな純愛物語。父である学校の先生が赴任した日から、ストーリーが語られる。そして、母の先生に対するひたむきな思いが、見ていて切なくなる。好きという言葉を料理に託したりと、とっても健気。突然、先生が、町に帰らなければならないときに、ただひたすら先生の乗っている馬車を追って、どこまでも走る姿、思わず涙があふれてしまった。そして、ただひたすら待つ母の姿にも、ただただ涙。
クライマックスのシーンでも、あ、こんなことがあったからなのねと、見ていて、もうもう涙が止まらなかった。
母の若いころを演じたのは、今では超有名女優のチャン・ツィーさん。とっても可憐な、ピュアな少女を枠演じている。こんな役どころの彼女も素敵。