年間出張322日、企業のリストラ対象者に解雇を通告するプロフェッショナル、いわゆるリストラ宣告人、ライアン・ビンガム。全米中を飛び回り、人生のやり直しを淡々と告げる彼の言葉は、あくまでもリストラによるトラブル回避のテクニック。そんなライアンに、予期せぬ出会いが訪れる・・・。
映画の予告を見て、すっごく気になっていた作品、封切り初日に、さっそく見に行ってきました。夕方の回ということでしたが、ほぼ満席状態でした。
敏腕リストラ宣告人のライアンを描いているが、いろいろな面から楽しめる、また考えさせられる映画になっている。まず、リストラを宣告された人たちの姿、うん、今の日本でも、この不況の時代、似たようなことがあるが、これってわかるわかると思う。でも、アメリカだと、リストラを宣告されると、もう明日から仕事がないんだと、ちょっと愕然。そして、リストラ宣告人って、こんな風に、相手に宣告をするんだ、と、そのテクニックや、人の心に添うというところ、ちょっと考えさせられた。これって大切なことかも。そして、転職について、もし、自分がその立場なら、どうするのか、次は何をするのか?
そして、ライアンに訪れた出会い、旅先での彼女との出会い。今まで人と深くかかわらなかった彼に訪れた転機、いったいこの恋の行方はどうなっていくのか・・・。ライアンの家族との関わり。そして、会社の新人研修。旅の支度のうまさや、飛行機の乗り継ぎの手際の良さなど、観ていても参考にさせられる。
また、いまどきの、ネット社会、実際に顔を合わせなくても、用件が済んでしまうことの便利さと、人とのつながり。ポイント社会で、ついつい、貯めてしまう、うんうん、これってわかる、つい、ポイントが優位につくところ、選んじゃうよね!!
そんなライアンのクライマックスの意外さ。最後まで、いったいどうなると、見させてくれた。
これは、観る価値のある1本。dvdが出たら、ぜひ買いたい!!