体型的なコンプレックスを持ち、家庭では父・母から虐待を受けて育ち、文字の読み書きもできない16歳の少女、クレアリーズ・プレシャス・ジョーンズ。誰からも愛されず、悲惨で不遇な日々を過ごす中、フリースクールに通い始めたことをきっかけに、初めて「学ぶことの喜び」を知り、「幸せになろう」と勇気ある一歩を踏み出そうとする・・・。
映画のチラシを見て、すっごく気になっていた作品、さっそく見に行ってきました。今日は映画館のサービスディということで、けっこう大勢の方が見に来ていました。
まずは、主演のプレシャスの存在感、なーーんてビックなんだろうと、びっくり。そして、16歳で中学生っていうこともまたびっくり。そして、彼女の取り巻く環境にも・・・。と、この映画はえっっっと驚くアメリカの暗な部分がいっぱい。その中で生きていくしかないプレシャス。実の母の虐待、このお母さん、こんなんでいいの?と考えされられる。難問が山積みのプレシャス、家庭での居場所のないって感じ、いったいどうなっていくんだろうと、ずっと見ていた。
そして、彼女が通うことになったフリースクールという存在、EOTO。文字を教え、作文を書くことにより、自分を見つめる教育をしていく姿に、教育って本当に大事なんだなと思った。ホント、これでもかーーーっっという感じのプレシャスの人生、えーー、ここでこの映画終わっちゃうの?って感じだが、この後、いったいプレシャスは、どうなっていくんだろう、あの子供たちは・・・、と考えずにはいられなかった。なかなか重いテーマの映画だった。