1818年ロンドン郊外のハムステッド。詩人としての才能を世に知られ始めたジョン・キース。とはいえいまだ貧しく、親友であり編集者のチャールズ・ブラウンの家に居候する。そしてそこで出会った隣人、ブローン家の長女ファニーの輝くばかりの美しさに次第にひかれていく・・・。
映画のチラシの美しさにひかれ、予告が気になり、さっそく見に行ってきました。今日の試写会はほぼ満席という感じでした。やはり女性が多かった感じです。
ファニー、何でも自分で作るということで、映画の色々なシーンで出てくるドレスや小物など、ちょっと見どころでなかなか楽しい。そして、ジョン・キーツと出会って、惹かれていく二人。そんなピュアな恋心を美しく描かれている。壁一枚を隔てた向こうとこちら、そんな二人の時々の思いをとても美しい映像で描いている。二人の書簡のやり取り、その言葉にうれしく思うファニー、手紙を待つ身のつらさ、そんな手紙っていいなぁって思ってしまう。でも、そんなジョンとファニー、最後までかなえられない恋心、でもどこまでもピュアな二人に思わず見入っていた。クライマックスのシーンのファニーの涙に思わずもらい泣き。ジョン・キーツの詩集、読んでみたいなと思った。
今回、ジョン・キーツを演じたベン・ウィショーさんといえば、前作の「パフュームある人殺しの物語」とはまた全然違う感じの役どころ、でもさりげない存在感、今後の作品が楽しみ。