映画の予告を見て気になっていた作品、封切りの今日、さっそく見に行ってきました。
20世紀初頭のニューヨーク。これからは女性も仕事を持って生きる時代と、文学の道に進む夢を持ち、希望に満ちた人生が待っていたはずだったレオニー。しかし、一人の日本人青年との出会いによって彼女の人生は波乱に満ちたものとなっていく。レオニーは彼を愛し妊るが、男は一方的に日本へ帰国してしまう・・・。
今日は封切り初日、夕方の回でしたが、思ったより空いているって感じでした。
とても丁寧な映像って感じの作品。波乱の生涯を生きたレオニー・ギルモアと、その子供たちを丁寧に描いている。ともすれば運命に負けてしまいそうになるけど、しっかりとあの時代を生きた女性って感じ。子供の才能を信じて、イサムに家を設計させたって、すごい!!そして、イサムを単身アメリカに行かせるという勇気。子供を信じている姿、凄いなと思った。
後半はちょっと駆け足って感じだけど、こんなお母さんだからこそ、芸術家イサム・ノグチが誕生したんだなと納得。音楽もとても美しい旋律で印象深い。ただ、全般的にちょっとさらっとした感じがするのだが。
うーん、DVDで観ても十分かなって気はするけど、豪華キャスト陣を楽しむなら是非スクリーンでという感じかなぁ。