映画の予告が気になって、封切り初日にさっそく見に行ってきました。
今日は封切り初日、夕方の回でしたが、結構大勢の方が見に来ていました。
早くに両親を亡くしたアキオは、孤児院に入れられるが、どこも長続きせず、脱走を繰り返したあげく、ついに感化院送りになる。時は昭和18年。忍び寄る戦争の影が彼を流転と放浪へと導いていく。空腹な彼に菓子パンをくれた遠山刑事、感化院のホワイトサタン、養母となったフサノばあさん、映画館のトミ子さん、旅回り一座の面々・・・。そんな中で彼の希望の光となったのは、感化院の陽子先生が教えてくれた歌「お菓子と娘」だった・・・。
主人公アキオを演じる吉井一肇君がすっごく印象的な作品。こんな環境で、こんなにまっすぐにいる?なんて思ってしまう。ストーリー展開としては優等生って感じの印象を受ける。戦時中、戦後の混乱期がこんなだったと、子供に伝えるのにいい題材かも。ただ、この映画の題となっているお菓子というほど、お菓子は出てこないし、お菓子の歌である「お菓子と娘」の歌も最初とクライマックスに出てくるくらいで、それが思い出に・・・、と言うにはちょっと無理がない?などと思ったりするが。吉井君が歌う「お菓子と娘」はちょっと耳に残る感じ。そういえば最近こんな唱歌って聞かないよね。などと思ってしまった。
前売り鑑賞券はちょっと安いので、それを買って見に行ってもいいかも。