岩手を舞台に、民間伝承の座敷わらしのストーリーと聞いて、是非見ておきたいと思った作品、完成披露試写会を早速見に行ってきました。
今日の試写会は、ほぼ満席状態でした。
監督、高橋家を演ずるみなさん、原作者と登壇し、楽しいお話し。妻役の安田成美さんの出演を薦めたのはご主人の木梨さんだったとか。長女役の橋本愛さんのほわんとした雰囲気など、なんかホント似た雰囲気の家族って感じの出演者のみなさんでした。
お父さんの転勤で、東京から岩手の田舎町へ引っ越してきた高橋一家。お父さんが選んだ新しい住まいは、なんと築200年の古民家!突然の田舎暮らしに不満だらけの家族。ギクシャクした雰囲気の中、家族に起こり始める不思議な出来事・・・。どうやらこの家には東北地方の民間伝承で有名な「座敷わらし」が住んでいる!?そして始まる不思議な同居人との共同生活・・・。
岩手の緑がとても美しい作品。わっこんなところいいなぁという風景が幾つも、観光気分に浸ってしまう。たしかにこんなところだと、座敷わらしもいそう、それよりトトロも出て来そうな風景と思いながら見ていた。駅まで、また会社までの通勤は結構遠そうだなぁ、気候のいい時は自転車でもいいけど、寒くなったら大変そうと思ってしまう。築200年の家の古い作り、でも磨きあげられた板の間はとても綺麗。家族全員父の引越しに反対なのもよくわかるなぁ。とギクシャクした家族も、ふとしたことがきっかけで次第にひとつにまとまっていくあたり、なんかほのぼのとしてくる。
お父さんが言っていた「家族でいる時間は短い」その言葉、すっごくわかるなぁと思った。
そして、地元のおばあちゃんの話、うーん、さすがに何を言っているかわからなーーーーい!!
やはりこれはmikiの岩手の家人に通訳させたい!!と思いつつ見ていた。家にいると幸せが訪れるとされる「座敷わらし」には、そんな悲しい話があったなんて、今回初めて知った。
そんな中、おばあちゃんの症状、それと寄り添おうとしていくお母さん。そして、お母さんに見えた座敷わらしにはおもわずジーンとしてきた。
舞台挨拶ではホワンとしていた橋本愛さんも女子中学生らしい女の子を生き生きと演じているし、水谷さん安田さんのお父さんお母さん役も息もぴったり、いい雰囲気です。
ラストにはおもわず胸が熱くなってしまう、ハートウォーミングなストーリー。
これは是非家族で見て欲しい作品。