あの有名な「アンネの日記」のその後の話として、すっごく気になっていた作品、早速見に行ってきました。
今日はレディスディの夜の回を見に行ってきましたが、まずまずの入りって感じでした。
1935年、アムステルダムの小学校に通うアンネ・フランクは、同じユダヤ系の少女ハネリ・ホスラーと出会い、すぐに仲良くなる。アンネ13歳の誕生日。彼女は、贈られたプレゼントのサイン帳に日記を書きはじめる。その後、父オットーは経営する会社の建物の中の隠れ家に家族と身を隠すことを決意する。そして彼らを匿い必要なものを届ける役を買って出たのが部下のミープだった。ところがある日、隠れ家にゲシュタポがやってきて、隠れていた人々にすぐに荷物をまとめるよう強制する。アンネたちは貨車に詰め込まれ何日も揺られ続け、たどり着いたのは、アウシュビッツ強制収容所だった・・・。
ユダヤ人として、抑圧される前の明るい少女時代。一転、隠れ家での隠ぺい生活、その中で唯一の楽しみだったのは日記を書くことだったのか。
突然の強制移送、着いた先はあのアウシュビッツ。そこで分けられる人々。何も知らずに建物に向かっていく子どもの姿にはあまりの痛ましさに言葉を失ってしまう。なぜ人はこれほどまでに残酷になれるのかと思ってしまう。収容所生活を送るアンネ、僅かのパンも惜しんで紙と鉛筆に交換しようとする姿に思わず涙があふれた。それほどまでに書きたいと思うなんて。親友ハネリとの再会に交わされた言葉にもまたうるうる。
あとわずか、ほんのわずか生きてさえいたら・・・と思ってしまった。
もう一度、「アンネの日記」を読み返してみたい。
忘れてはならない悲しい出来事。ぜひスクリーンで見て欲しい作品。