映画の予告が印象深い作品、早速見に行ってきました。
今日は封切り初日、午後の回を見に行ってきましたが、けっこう大勢の方が見に来ていて、満席に近い状態でした。
都会の片隅で移動可能な組み立て式の家に住み、アルミ缶を拾い集め換金、不要になったモノを生活に取り入れ暮らす鈴木さんとスミちゃん。ある時、エリートコースを目指す中学生・ショータと、人嫌いで潔癖症の主婦・トモコが、ある事件を機にふたりと出会う。
モノクロで描かれているこの映画。公演に出来ているあのブルーテントの家ってこうやって作られているのかと思った。簡易ではあるが、それなりに工夫してね雨風がしのげる作りになっているのか。また、主人公の鈴木さんアルミ缶を集めたり、不要物をうまく拾ってきたりとリサイクルの達人。こうやって色々なものを活用しているのかと思わず感心してしまう。街でもよくアルミ缶を自転車にいっぱいくっつけている人を見かけるが、こうやって集めて、潰して、お金に換えているんだと思った。
そしてもうひとつ、ショータの住む家。主婦のトモコの潔癖症。そこまでするのかと思うし、一体あの家では洗剤ってどのくらいで亡くなるのかと思ってしまう。そして、子どもたちの食事でも、側でトモコは掃除の真っ最中、食事で会話が無いの?顔を合わせないの!?と思ってしまう。そしてショータの部屋に、そんなものまである!?それって今は普通なの!?と考えてしまった。
またホームレスの家、拾ってきた空缶もまた盗まれたりと、結構それはそれなりで大変みたいだし。そしてラスト、そんなことになってしまうなんて。最近よく聞く事件。思わず、日本人は一体どうなってしまうのだろうと思ってしまう。ラブホテルのオーナーの一言にも、他人ごとではない、もしかしたら明日の自分かもしれないと思ってしまう。
なかなか考えされられる作品だった。
是非、スクリーンで見て欲しい作品。