映画の予告がすっごく衝撃的だった作品、早速見に行ってきました。
今日は封切り初日、夕方の回を見に行ってきましたが、まずまずの入りでした。
1950年6月25日から3年1ヶ月続いた戦闘の終りは、停戦協定の成立ではなかった。戦争末期、停戦協議は難航を極め、南北境界線の高地では「今日奪われたら明日奪う」攻防戦が2年も続いていた。繰り返される激戦で草木は枯れ果て、身を隠す場所もない急な斜面を被弾覚悟で駆けのぼるしかない高地戦。その狂気の地獄で停戦だけを願って生き抜いてきた兵士たちに、極限を超える日がやってくる…。
朝鮮戦争、停戦調停に、こんな事があったなんて初めて知った。軍事境界線での南北の攻防。今日、奪われたら、明日は奪い返す、そんな攻防が何回も行われていたという、こんな闘いがあったなんて。それも、こんな急な崖、攻めのぼるのも大変だが、また上から防衛する方も命懸け。崖に死体が埋まっているなんて、なんと戦争の恐ろしいことなのかと思ってしまった。そんな中でも、お互いの攻防の末に、間接的でも心が通じることが出来たことがあるなんて。でも、一方では、明日、また殺し合いをしなければならない。同じ言葉を話し、文字を描く人同士が。そんな戦争の悲惨さを描き出している。クライマックス、死闘の12時間、せっかく生き残ったと思ったのに…。そのすさまじい戦い、その前の歌があまりにも印象的。
こんな歴史があったのかと思った。
これはぜひスクリーンで見て欲しい作品。