映画の予告を見た時からすっごくきになっていた作品、さっそく見に行ってきました。
今日はトークショー付き試写会ということで、満席状態でした。ゲストは梅沢富男さん、いろいろなお話が面白かったです。人にやさしくというお話、心に残りました。
過去に行った693回の精子提供を通じて、ある日突然533人の子どもの父親だと告げられ、さらにその中の142人の子どもたちから身元開示の裁判を求められた42歳、独身のダヴィッド。はじめは「そんなこと冗談じゃない!」と友人の弁護士と匿名を守るため裁判の準備をはじめるのだが、ふと1枚だけ見たプロフィールに、なんと自分が応援するサッカーチームのスター選手が!「こいつが俺の息子だったのか!」。これをきっかけで興味を持ち、身元を隠して子供たちを逆訪問することに。そこには、それぞれの人生を生きる子ども達の姿があった…。
見るからにうだつの上がらない42歳ダヴィッド。なんかこんな人いるいると思いながら見ていた。そんなダビィッドに降ってわいた訴訟の話。相談するのは子持ちの友人。ってこの友人、いったい何人の子持ち?とそれもまた面白くてクスクス笑ってしまった。そして、子供にさりげなく逆訪問。といいつつ、いつの間にかそんな子供を応援しているし。そして出会った子供たちの輪に入っているし。なんか子供たちは父とは知らない集まりなのになぜかほのぼのと温かく感じた。そしてその夜、急いだ先は…。早朝の風景がとても美しく、その音も印象的。そして、クライマックス、ガールフレンドの出産、いったい彼は!?そのとき、子どもたちは!?ラストシーンに思わず胸が熱くなりウルッと来てしまった。クスクス面白くて、それでいてハートウォーミング。
ぜひスクリーンで楽しんでほしい作品。