前作の「ハーブ&ドロシー アートの森の小さな巨人」の続編ということで楽しみにしていた作品、さっそく見に行ってきました。
今日は封切り初日、昼過ぎの回を見に行ってきましたが、まずまずの入りって感じでした。
前作で増えすぎたコレクションを、無事に国立美術館へ寄贈したハーブ&ドロシー。だが、国立美術館でさえも大量のアートの全てを受け入れられなかった。そこで急遽、全米50州の美術館に50作品ずつ、計2500点を寄贈するプロジェクトが持ち上がる。寄贈先の美術館はラスベガスからハワイ、ニューヨークまで個性たっぷり。ふたりのコレクションは、全米各地でどう受け止められるのか?そして、45年間いつも一緒だった夫妻の別れも近づいてきた…。まさに「人生の完結編」ともいえる今作。いま、ハーブとドロシーが笑って泣ける冒険の旅に出る。
前作では、この二人のコレクションが美術館に寄贈されたまでを描いていたが、4000点ものコレクション、これ1つの美術館では全部展示が大変だよね、保管も大変だよねなどと思っていた。で、今回は、このコレクションの中から、50点ずつを50州の美術館に送るという事業を描いている。前作よりハーブさん、ずいぶんと無口になっているなという感じではあるが。そんな中でも、美術館のレイアウトには結構口うるさく、それなりのこだわりでレイアウトしているってところがなかなか興味深かった。また、50州にどれを送るのかという選定をドロシーさんがやっていて、それもなかなか興味深い。現代アートってなかなかわかりずらいが、こんな形で見やすい感じで美術館で見られるなら、ちょっと行ってみたい気がする。
また、美術館に展示されるにあたって、製作者のアーティストがいろいろと感想を述べているが、そんな話の中で、このお二人は、単に工房に行って買ってくるだけではなく、アーティストといろいろと会話をして、選んで買ってきているって感じがよく伝わってきた。
まあ、ずっと話が多かったりするので、とちゅう眠くはなるが、アートは見ていて楽しいかも。
ラスト、コレクションを辞めたドロシーさんが、最後に手元に残した作品がとても印象的。
スクリーンで楽しんでもいいかも。