堀北真希さんの最新作ということで、楽しみにしていた作品、さっそく見に行ってきました。
今日の試写会は大勢の方が見に来ていて、満席に近いくらい入ってました。
声優を目指す麦子は、専門学校への入学金をアルバイトで稼ぐ日々。一緒に暮らす兄はなんだか頼りない。そんなある日、自分たちを捨てた母親が突然舞い戻った。顔も覚えていない母との生活に戸惑う麦子。そして投げつけた一言、「あんたのこと、母親だと思ってないから」。その言葉を最後に、母は帰らぬ人となった。実感のない麦子だったが、兄に押し付けられて母のふる里へ納骨に行くはめに。そこで初めて知ったこと…母は町のアイドルだった!さらに麦子は母の昔の姿にうりふたつだった。アイドルの再来に色めき立つ町の人々に振り回されながら、麦子は自分たちを捨てたはずの母の青春、人生を初めて知る…。
堀北さん、今までにはない声優を目指すアニオタ女子を演じている。アニメグッズ関係のアルバイトをしているフリーターって感じの女子の役どころ。気ままに過ごしていた彼女と兄のもとに突然やって来た母。そうそう、兄役には松田龍平さん。しっかりしているって反面、なんか自分本位的なところ、なんからしいなと思いながら見ていた。母親のなんかまどろっこしい動き、ああ、あるあると思いながら、そんな母役の余貴美子さん、やはりうまいなぁと思いながら見ていた。突然の母の死。そして、納骨のため母の郷里に向かった麦子。郷里には、母を知っていた大勢の人の出迎え。自分の知らない母の話を聞かせてくれる母を知っている人たち。なんかわかるなぁ、mikiも田舎に帰るたびに、母の思い出を聞かせてもらって帰ってくるので、そんな思いわかるなと思った。そんな田舎の人々、特に温水さん演じるタクシー運転手のストーカーの役どころはなかなか笑える。ラスト、「赤いスイートピー」の歌をバックに、語られる話に思わずうるうるきてしまった。
あまり期待しないで見に行ったのだが、スッゴクよかった。
是非、スクリーンで見てほしい作品。