映画の予告が気になった作品、さっそく見に行ってきました。
今日の試写会は大勢の方が見に来ていて、ほぼ満席に近いくらい入ってました。
昭和初期、東京郊外に佇む赤い屋根の家に奉公した女中タキが見た、ある「恋愛事件」。その時、タキが封印した「秘密」が、60年の時を経た平成の今、タキにつながる青年の手で紐解かれていく。真相に近づくカギは、大学ノートに綴られたタキの自叙伝と、一通の宛名のない未開封の手紙にあった。時代が許さなかった恋愛事件の主役である女主人・時子の思いがけない運命と、彼女を慕い続けたタキ。それぞれが胸に秘めた切ない思いとは…?小さくかわいらしいこの家で、いったい何が起きたのか?
昭和モダンと平成の今とを描くホームドラマなのかと思ったり、意外にミステリアス。
タキが見た戦前の昭和のいい時代の東京の山の手のプチブルジョワの家族。普段の暮らしや、お正月の風景や。そして、縁談の話など、こんな風だったんだと思いながら見ていた。子供の治療のために、毎日遠くまで通ったり、有名小学校に行かせたり、結構その当時もいろいろと大変だったんだと思った。やはり、その当時もローンで家を建てていたんだと、ちょっとびっくり。
平成のシーンでは、タキと孫の世代と、タキが書く自叙伝。そして封筒はいったい?
見終わった後なぜタキはそこで泣いてしまうのか。その封筒の中身は!??だったら何故なくのか?あの絵は?ということは??
うーん、見終わった後、またもや謎がいっぱい!!!
松たか子さんの奥様姿や、黒木華さんの女中姿もちょっと様になっているし、豪華な出演陣の顔ぶれもすごいし。昭和モダンなもののノスタルジックもなんかステキだし。
見終わった後、会場から拍手が上がった。
一緒に見たもの同士で、見終わった後語り合いたい衝動に駆られる。是非スクリーンで見てほしい。