映画の予告を見て気になった作品、さっそく見に行ってきました。
今日は封切り初日、お昼の回を見に行ってきましたが、あいにくの天気の中結構大勢の方が見に来ていました。
夏のバカンス先で初体験を終え、17歳の誕生日を迎えたパリの名門高校生・イザベル。バカンスを終えてパリに戻った彼女はSNSを通じて知り合った不特定多数の男たちと密会を重ねるようになる。そんなある日、馴染みの初老の男が行為の最中に急死、思わずその場から逃げ去ったイザベルだったが、まもなく警察によって彼女の秘密が家族に明かされた。快楽のためでも、まして金のためでもないと語り、あとは口を閉ざすイザベル。いったい彼女に何が起きたのか…?
この映画はそれこそイザベル役で主演のマリーヌ・ヴァクトを見に行くって感じの作品だなぁ。最初のバカンスのシーンでは、どこにでもいるごく普通の17歳の女子高生、ひと夏のアバンチュールを楽しんでいるって感じだし。そして、パリにもどった彼女は、自分の価値を見つけた女性。もう子供でなく、少女でなく、大人でない、危ういところにいる人を見事に演じきっている。そして、後半、男性に話しかける姿はそれこそ女性って感じがプンプン。そんな、いろいろな顔を持った女性像を見事に演じ分けている。すごい。
美しさと愚かしさと、危うさと、少し幼さと。
この美しさはスクリーンで見てみたい。