この作品で、主演のケイト・ブランシェットさんがアカデミー賞主演女優賞を獲得したということで、気になった作品。さっそく見に行ってきました。
今日は封切り初日、午後の回を見に行ってきましたが、満席状態でした。
ニューヨーク・セレブリティ界の花と謳われたジャスミンの華麗なる人生は、ある日突然崩壊した。ハンサムで裕福な夫との結婚生活も資産も全て失った彼女は、サンフランシスコの庶民的な妹宅に身を寄せて再出発を図る。しかし過去の栄華が忘れられず、不慣れな仕事や勉強に疲れ果て、精神のバランスを崩してしまう。やがてなにもかも行き詰った時、理想的なエリートの独身男性とめぐり会ったジャスミンは、再び上流階級への返り咲きをもくろむのだが…。
この作品、ケイト・ブランシェットさんの両極端さが際立つ作品だ。セレブの時と、貧乏な時と、それこそ別々にとったものであるだろうが、それを上手く編集して、その両極端を際立たせてくれるのは、作品編集の腕かも。そうか、編集でこれだけ際立たせることができるんだと思いながら見ていた。ただ、途中セレブのシーンはちと眠ってしまったところもあるのだが。貧乏になって、段々と鬱状態になってと、そんな病的なジャスミンの姿もすごい。また、そんなジャスミンを最後までいたわっている妹のジンジャーの貧乏さ加減も対照的。うん、セレブって何処までもセレブに生まれついていて、運も味方してくれているのかなと思いきや…。最後のどんでん返しが凄い!!そして、ジャスミンの最後もすごい!!
うん、これぞ女優!!って感じ、スクリーンで見るだけのものはある。