映画のチラシを見て気になった作品、ようやく見に行ってきました。
今日は週末、夜の回を見に行ってきましたが、多くの方で混雑していました。
60年代初頭のポーランド。孤児として修道院で育てられた少女アンナは、ある日院長からおばの存在を知らされる。一度も面会に来ないおばに興味をもったアンナは彼女を訪ねるが、そこでおばの口から伝えられた言葉に衝撃を受ける。「あなたの名前はイーダ・レベンシュタイン、ユダヤ人よ」。突然知らされた自身の過去。私はなぜ両親に捨てられたのか?イーダはおばと共に出生の秘密を知るため、旅にでることに…。
前編モノクロ映像で、最後まで60は寝ずに見られるのかと心配したのだが、どうやら最後まで飽きずに見ることができた。60年代初頭のポーランドの状況をよく再現している作品。当時ってこんなだったんだと思う一方、やはり日本もそんなに変わらなかったのかと思いながら見ていた。おばとアンナの二人での旅。おばがずっとアンナを呼び寄せられなかった、その背景には、こんな思いがあったのかと思った。それが達成した今、生きる望みが無くなって…!?そんな哀れなおばと、アンナのやりたかったことをやり切れていない思いと。
ラスト、彼女は、やはりそこに戻って、そうなるのか。なかなか考えさせられる作品。
スクリーンで見てもいいかも。