映画の予告を見てい的になっていた作品、さっそく見に行ってきました。
今日は平日、夜の回を見に行ってきましたが、結構大勢の方が見に来ていました。
大空小学校がめざすのは、「不登校ゼロ」。ここでは、特別支援教育の対象となる発達障害がある子も、自分の気持ちをうまくコントロールできない子も、みんな同じ教室で学ぶ。ふつうの公立小学校だが、開校から6年間、児童と教職員だけでなく、保護者や地域の人もいしょになって、誰もが通い続けることができる学校を作りあげてきた。すぐに教室を飛び出してしまう子も、つい友達に暴力をふるってしまう子も、みんなで見守る。あるとき、「あの子が行くなら大空には行きたくない」と噂される子が入学した。「じゃあ、そんな子はどこへ行くの?そんな子が安心して来られるのが地域の学校のはず」と木村泰子校長。やがて彼は、この学び舎で居場所を見つけ、春には卒業式を迎える。いまでは、他の学校へ通えなくなった子が次々と大空小学校へ転校してくるようになった…。
冒頭に、校長先生のお話が合って、その中には、この学校は、みんなの学校であるとのお話があった。そのおはなしの時でも、生徒を指名する校長先生は、一人一人の名前を呼んでいて、すごいなぁ、全員の名前を知っている!!とびっくりした。開校から6年というまだ若い学校であるにもかかわらず、校長先生以下、担任の先生や、地域・保護者の方々が児童を見守っている、それこそ地域の小学校となっているんだなと感じる。そんな中に、様々な特徴を持っている子供が、わざわざこの学校に通学するためだけに転向してくる。そんないろいろな事情の子どもを一人一人温かくみまもっている先生のすごさ。若い先生が子どもを起こっている姿を見て、その先生をしかる校長先生。なぜそれがいけないのか、しっかりと諭している姿はすごいなぁと思った。また、学校を抜け出す子供や、朝起きれない子供に一人一人対応する姿。クラスの子どもより、学校に来れない一人の子どもを呼びに行く姿など、感心してしまった。そんな学校に転校してきた児童。最初はクラスに入れなかったり、すぐ逃げ出したりしたのに、学年が終わるころには、しっかりとクラスに溶け込んでいて、自分で約束を守ると先生に言う姿はすごく成長したなと感じる。6年で小学校は卒業し、中学に進むが、まだまだ時間が足りない、この子たちは中学に行ってどうなるのだろうか、成長していくのか、考えてしまう。一人一人の成長、頑張りについてきちんと見て評価してあげる校長の姿に感動し、考えされられた。
これは、ぜひスクリーンで見ておいてほしい作品。