映画「雪の轍」のヌリ・ビルゲ・ジェイラン監督作品ということで、さっそく見に行ってきました。
今日は週末、レイトショウのみの上映でしたが、最終日ということもあり満席でした。
暗い闇に包まれた草原に、だんだんとヘッドライトの灯りが近づいてくる。3代の車から降り立ったのは、殺人容疑者を連れて、遺棄された死体の捜索にやってきた警察官、検察官、検死官、発掘作業員たち。だが、容疑者の記憶はかなり曖昧で、一行は広大な草原を転々と移動するはめになる。どこまでも似たような風景の中を移動しながら、日常の食べ物や家族の話から自殺や死について、生について、さまざまな会話が交わされるが、死体はなかなか見つからない。そんな状況に、だれもが疲労と苛立ちを募らせていく…。
雪の轍が良かったので、どんな作品と楽しみにしていたのだが、見ていて、最初の方でもう飽きてしまった。まあ、ところどころに出てくる、男たちの会話以外の、雷の光に浮かんだ岩の模様とか、木から落ちた林檎の行方とか、そんなところの映像が気になったのだが。ストーリー展開がまだるっこしくて、半分維持用眠ってしまっていた。ハッと気づいて起きてみているのだが、気がつくといつの間にか眠っていた感じ。それでも、ラスト、ようやく出てきたのだが、結構グロイかんじ。ラストは結構えって感じで終わったのだが…。
うーん、ちょっとストーリー的にはスカだなぁ。もし見るなら、旧作レンタルで1.5倍でチャチャッと観終わりたい感じ。