チラシが気になったインド映画の上映ということで早速見に行ってきました。
今日は平日、夜の回の上映という事でしたが、まずまずの入りでした。
人気ポップシンガーだったラーフルはアルコールに溺れ、遊興先のゴアで歌手志望のアローヒと出会い、ふたりは恋に落ちる。ラーフルは彼女を音楽業界に引き入れ、アローヒは新進シンガーとしてスター街道を駆け上って行き、自らも音楽活動への復帰を試みるラーフルだったが、レコーディング途中で癇癪を起こし、彼女の成功とは裏腹にますます酒へと溺れて行くのだった。そんなラーフルをアローヒの無垢なる愛が包み込もうとするが…。
ボリウッドというと、ストーリーと関係のない踊りと歌というイメージがあるが、そんなイメージから脱却した作品。まあ、歌手のストーリーなので歌はあるのだが、民族的なエキゾチックさも入って、チョットステキな唄だなぁと思いながら見ていた。落ちぶれてアルコール依存症のラーフルと、彼が発掘したアローヒ。どんどんと人気・実力ともつけていくアローヒと対照的に、次第に落ちぶれていくラーフルの対照さ。それでも、ラーフルはアローヒの成功を歓び、自分もカムバックとも一時は思ったのだが、しかし…。そんなラーフルを想うアローヒの一途さ。ラーフルも彼女を思う。そんな中で、ラーフルが最後に彼女を思い決断したのは…。
その愛の切なさに、見終わってウルウルしてしまった。
うん、インド物って外さない。スクリーンで見たい作品。