杉原千畝さんのストーリーが映画になると知りずっと待っていた作品、さっそく見に行ってきました。
今日の試写会は多くの方が見に来ていて、ほぼ満席状態でした。
彼は。英語。露語、独語、仏語など数カ国語を操るインテリジェンス・オフィサー(諜報外交官)として、満州、フィンランド、リトアニア、ドイツ、チェコ、ルーマニアなど様々な国に滞在。身の危険を冒しながら、混沌とする世界情勢の情報を集め、日本に発信し続けた。そのため、当時のソ連から警戒され「ペルソナ・ノングラータ(歓迎されざる人物)」に指定された日本人初の外交官でもあった。混乱の世界情勢下で彼はなぜ、自分だけでなく家族までもが危険に晒される諜報戦に身を投じ、政府の許可を待たず独断でユダヤ難民にヴィザを発行し続けたのか…。
杉原千畝さんが、政府の許可を待たずに多くのユダヤ難民にヴィザを発給したという逸話は聞いたことがあったが、それ以外にも、外国での諜報活動を行っていたと、初めて知った。また、多ヵ国語に堪能って、当時でも相当凄かったんだなぁと思いながら見ていた。ヴィザの発給についての決断。そして、それをそばで支えている妻の姿にも感銘を受けた。その後、終戦まで色々な国で過ごすことになった杉原さん。戦後、外交官の仕事を追われても、やはり外国での仕事をしている姿って、凄いなぁと思った。命のヴィザの美談だけでない、杉原千畝三を知ることができて、良かったと思う。また、ユダヤ難民を救う為に、杉原さんだけでなく、色々な人が手を差し伸べていたんだと、そういった多くの方たちの思いも知ってよかったと思った。エンドには、杉原さんのいろいろな写真が出てきて、当時、写真ってとても貴重だっただろうに、こんなに多くの写真があったとは凄いなぁとまたびっくり。
うーん、こんな凄い日本人がいたと、やはりスクリーンで見ておきたい作品だ。