ダークファンタジーということで、早速見に行ってきました。
今日の試写会は大勢の方でほぼ満席状態でした。
13歳の少年コナーは、難しい病を抱えた母親と2人で裏窓から教会の墓地がみえる家に住み、毎夜悪夢にうなされていた。ある夜、コナーのもとに怪物がやって来て告げる。「今から、私はお前に3つの「真実の物語」を話す。4つ目の物語は、お前が話せ。」しかも怪物は、コナーが隠している「真実」を語れと迫るのだ。頑なに拒むコナー。しかしコナーの抵抗など意にも介さず、その日を境に夜ごと怪物は現れ物語の幕が上がる…。幻想的なおとぎ話のように始まり、予測を打ち砕く危険な結末に向かう3つの物語は、コナーの内なる衝動を突き動かし、彼自身を追いつめていき…。ついにコナーが4つ目の物語を語るときが訪れる。果たして彼が口にした、まさかの「物語」とは…?
子供に聞かせるお話って、勧善懲悪がはっきりしていて、誰が悪い、誰が良いと聞いていて分かるお話がほとんど。だが、この怪物がコナーに聞かせる話、なかなか奥が深いストーリー。そして、このコナーが4番目に語る真実の物語とは、いったいどういうものなのか。また、母とのこと、祖母のこと。そして、学校のこと、いったいどう展開していくのか、興味深くみていた。クライマックス、真実のストーリー、そして、母は…。見ていて思わずウルっとしてしまった。ラスト、ああ、ここにこのストーリーがあったのかと納得。そう、あの時、少年は少し大人になったのかなぁと思った。
うん、ファンタジー好きの方ならスクリーンで見たい作品。