映画のチラシのこのキツネがとってもかわいく印象的だったので、見に行ってきました。
今日は平日、夜の回を見に行ってきましたが、大勢の方が見に来ていました。
いっせいにねぐらを飛び立つ8万羽のマガンの群れ。エゾナキウサギが冬支度を進め、シロザケはエゾヒグマが待ち構える川を遡上する…。そこにあるのは脚色のない北海道の自然の姿。余計な説明を排することで観る者によって創造の広がりを持つ「感じる」映画を目指し、長年旭山動物園のポスターを手掛ける今津秀邦氏が前例を傾けて完成させた作品。監督がこれまで培った経験を注ぎ込み5年の歳月をかけて撮り続けた映像には北国の動物たちへの温かな眼差しが随所に感じられる…。
ナレーションがほんのわずかしか出てこない。あとはそれこそ自然の動物たちなどの音のみ。なのに、すっごく動物たちのドラマが生き生きとしている。まるでそこで動物たちが演技しているのかと思ってしまうほど。極寒の中の撮影は大変だったことだろう、でも、この映像にはそんなことを感じさせない動物たちの生き生きとした営みが映し出されている。キツネの子育て、マガモの群れ、その群れをスケッチしようとする人、どうやってスケッチするんだろうと思いながら見ていた。また、フクロウ、シカ、サケ、クマ、こうやって命を繋いでいるのかと思った。
うん、これはスクリーンで見たい作品。