映画の予告が気になった作品早速見に行ってきました。
今日は封切り初日、夜の回を見に行ってきましたが、大勢の方でほぼ満席状態でした。
ユダヤ人女性の関史学者デボラ・E・リップシュタットは、自著「ホロコーストの真実」でイギリスの歴史家デイヴィッド・アーズィングが訴える「ホロコースト否定論」の主張を看過できず、真っ向から否定していた。しかしアーヴィングはリップシュタットを名誉棄損で提訴する。異例の法廷対決を行うことになり、訴えられた側に立証責任がある英国の司法制度の中で、リップシュタットは「ホロコースト否定論」を崩す必要があった。彼女にために、英国人による大弁護団が組織され、アウシュビッツの現地調査に繰り出すなど、歴史の真実の追求が始まった。そして2000年1月、多くのマスコミが注目する中、王立裁判所で裁判が始まる。このかつてない歴史的裁判の行方は…。
イギリスでは、訴えられた方に説明責任があるなんて、初めて知った。そして、イギリスで行われた名誉棄損を覆す裁判。その中では、アウシュビッツに訪問し、その検証映像が出てくるが、あの多くのトランクや、持ち物、ガス室など、見ているだけで胸が締め付けられるくらいの映像。ここでいったいどれくらいの人たちが…と言葉を失いそうになる。そして、法廷での対決。一体どうなるのか。ガス室はを巡る互いの主張をどう崩していくのか。そして、裁判の終わりの方で、裁判官の質問に、えっっ、ナニコレ!??と思ってしまった。歴史的な事実としても、その事実はどんな出来事、記述から読み取るのかなど、考えさせられた。
これは是非スクリーンで見ておきたい作品。