今日はお友達のpuniさんのお誘いで、バルトの楽園のプレミアに行ってきました。puniさん、ありがとうございます。試写会でNHKホールなんて、めずらしい、舞台挨拶があるはずだから、なるべく前の席に陣取っての鑑賞。それにしても、今日のプレミア、報道カメラが多いぞーなどと思っていると、さっそく開演。マツケンの挨拶の後、皆さんにプレゼントと、舞台の幕が上がると、そこには合唱団とオーケストラ。思わず、わあーーー! ! !と歓声を上げてしまった。映画の試写会でクラシックが聞けるなんて、思ってもみなかったし。もちろん、曲はベートーベンの第九、第4楽章の合唱。生の声とオーケストラに堪能しました。
その後の、出演者の挨拶。うーん、出演の阿部寛って、マツケンより、頭ひとつ背が高いのねーー! !上背があるから、軍服が似合う。そうそう、阿部ちゃんに軍服といえば・・・、もちろん、阿部ちゃんの俳優デビュー作の「はいからさんが通る」の少尉でしょう! !あれから、多分20年くらいたったけど、やっぱり阿部ちゃんは少尉だーーー! !などと思いつつ、俳優の挨拶を見ていた。
さて、肝心の映画の本編だが、この映画は史実に基づいた話らしいが、それだけに、話が淡々としていて、うーん、つまんない。たしかに、エピソードがいくつか盛り込まれているのだが、なぜ、そうなったのか、描き方が、表面をさらっているだけなので、深みがなく流れていくって感じ。たとえば、脱走を企てた捕虜。なぜ、彼は脱走をして、そして・・・なのか。父を探す娘の前に、あっけなく、父を知る捕虜が現れて、簡単に話をはじめるし。たしかにそれが事実かもしれないが、もうすこし、ストーリーに起伏がほしい。
そして、阿部ちゃんの少尉、かっこいいーーー! ! とみていたら、会津訛りを話して・・・、まあ映画の役だから、仕方がないが、おねがいっっっ阿部ちゃん、あなたには方言が似合わないーーー! !
そんなこんなで、ラストの音楽、それも、なーんか映像的に盛り上がりが欠けるし・・・。ここが見所ではないの??と思ってしまうけど。そのあとのエンドロールの法が見所?になってるし。ただ、エンドロールで、有名な指揮者の映像と音楽を見てもねーー。だって、それがみたければ、わざわざこの映画でなく、この指揮者の映画を1本作ってくれよと思ってしまった。