この映画の予告をみたとき、B級映画かな?と思って、でも、肩が凝らない映画みたいだしってことで、見に行ってきました。
超ビンボー親子の父親ティーは、息子ディッキーを名門校に通わせるために、建設工事現場で必死に働いている。そして、食べるものもやっとので、生活に必要なものはいつも拾ってくる生活。息子ディッキーは、貧しいながらも、毎日学校に通うが、金持ちの級友からいじめられていたりする。
最初、もっとB級な映画かと思っていたら、この親子、何もなくても、すっごく愛情に満ちて、やさしい親子だなと思った。とくに、息子のディッキーは、学校でいじめられている女の子をかばってあげたりと、な、なんてやさしい子なんだろうと思う。そんな子役の子たち、こんな子もいるんだと、けっこうびっくりしたりして。
貧乏親子の家には、なにもなくて、親子で遊ぶものと言えば、○○だったりして、ちょっとえーーーっっっっ、だったり、うわっっっっだったりするが、すっごく愛情に満ちている親子だなと思う。そんな父親がある日拾ってきた変わったもの。それが形を変えて・・・。息子ディッキーは、ナナちゃんと名づけ、かけがえのない友達となっていく。一見何もできないナナちゃん。でも、クライマックスのアクシデントに、衝撃を受けるディッキーに思わずもらい涙。そして、七ちゃんは・・・。
チャウシンチー監督の映画といえば、もっとB級てきなアクションばっかりという感じだったが、これはぐっと感じが変わって、笑いあり、涙あり、そして、人の優しさ、監督の優しさがあふれる作品になっている。もちろん、あのラスト、とっても温かい心がしみたラスト。それこそ親子で楽しめる映画かも。