春の映画くらいから、映画立て続けで出演している田中麗奈さんの主演映画。まだ見てなかったので、ようやく見に行ってきました。田中麗奈さんって、もしかして、時代劇映画は初かな?
田中麗奈さんといえば、ちゃきちゃきの元気のいい現代女性って役どころが多い中、いったいどんな女性を演じるのだろうと、楽しみに見に行ってきました。mikiはあまり時代ものの小説って読まないのですが、藤沢周平さんの小説の映画化って、どれもとっても人々の普段の生活がよく出ていて、誇張のない時代劇ってかんじで、見ています。
この映画も、山桜の花の美しさ、季節の美しさがよく出ている。そして、日々過ごす人々の暮らし向きなども。農民の食べるものがない辛さや、武家の日々の暮らしなど、丁寧に描かれている。
そんななか、前夫に先立たれ、再婚したが、婚家になじめずつらい日々を送っている女性を健気に演じている。武家だからといって、けして裕福ではない暮らし、家計の足しにと着物を縫ったりと手間賃を稼いでいる姿がとてもつつましく描かれている。
ラスト、え?こんなところで終ってしまうんだと思ったが、期待感を残してのラストは余韻が残る。