映画のチラシを見て、興味を持った映画、さっそく見に行ってきました。
今日は土曜の夕方の試写会ということで、まあまあの人が来ていました。
南米ボリビアのウユニ塩湖。その堆積した塩を黙々と切り取っている親子。少年コンドリは、貧しいながらも心豊かな日々を送っている。そして、そんな彼の生活にも変化が・・・。
この映画の題にもなっているパチャママとは、アンデス先住民の言葉で母なる大地のことらしい。
果てしなく広がる塩湖、黙々と働くコンドリの父や同僚の人たち。その手伝いをするコンドリなど、見ていて、ドラマというより、コンドリの日々の生活のドキュメントに近い感じがする。
そして、おばあちゃんのこと、友達のこと、そして、父との旅。見ていて、こんな風に生きている人たちがいるんだと思った。
コンドリと父と、リャマを連れての旅、そこでは、父の優しさや、村人たちの掟、そして、父を待つ人たちの姿など、暖かく描かれている。
日々、時間に追われてあくせく働いている私たちと、なんか時間の流れ方が違う生き方って感じ。
クライマックスのバザールのシーンに出てきたアルマジロ、えっっっっ、アルマジロって、あんな声で鳴くんだって、ちょっとびっくり。でも、あんなものも売っているなんて、それこそびっくりな感じ。
最後は、ちょっと幻想的な感じだったが、なかなか素朴さと暖かさがあふれている映画。