映画のチラシを見て気になっていた作品、ようやく見に行ってきました。
今日は平日の夜の回、ぼちぼちの入りって感じでした。
浅草の玉木座の支配人だった佐々木千里が1931年の暮れに新宿駅東口に開館した芝居とレビューを提供する常設の劇場ムーランルージュ。魅惑的なレビューダンスと風刺劇で学生・インテリ層の人気を集め、屋根に乗せた赤い風車の目印とともに戦争を挟んで20年間もオリジナルのドラマを発信し続け、有島一郎・望月優子・明日待子・森重久弥・三崎千恵子・由利徹などの名優が巣立って行った・・・。
新宿の、この映画を上映していたすぐ近くにムーランルージュってあったんだと思った。今のアイドルのはしりがここだったのね。そしてアイドルスターだけでなく、作家や、また観客にもこんな錚々たる方たちが見に来ていたなんて、凄いところだったんだと思った。
歌あり、踊りあり、お芝居ありと、いまのバラエティという言葉もここで出来たとのこと。また当時のスタッフさんや、女優さんたちの証言もなかなか興味深い。そして当時のトップアイドルの明日待子さん、そのしっかりとしたお姿には年齢を感じさせない、凄いなと思った。
当時を知っている方は、是非見て欲しい作品かも。