園子温監督の最新作ということで、早速見に行ってきました。
今日は封切り初日、夕方の回を見に行ってきましたが、満席状態でした。
東日本大震災から数年後の日本のとある町。小野家と鈴木家は隣り合い、つつましくも幸せに暮らしていた。ある日、大震災が発生、それにつづく原発事故が、生活を一変させる。原発から半径20㎞圏内が警戒区域に指定され、強制的に家を追われる鈴木家と、道路一つ隔てただけで避難区域外となる小野家。そんな中、小野家の一人息子・洋一の妻・いずみが妊娠、子を守りたい一心から、放射能への恐怖を募らせていく。
ついこの間起きた東日本大震災をベースに、その後新たな地震が起き、原発事故が起きたというストーリー展開。でも、ストーリーの中身としては、先日の東日本大震災を思い起こさせる展開となっている。ロケ場所としても、震災の跡地で撮ったものだろうか、いつ撮った映像だろうか等と思いながら見ていた。放射能に恐怖を募らせる人たち。そういいながらも、一方で過剰反応をする人を笑っている人たちもいたり。考えるにどこまで大丈夫か等誰にもわからないのかもなどと思いながら見ていた。そう、ここで出てくるシーン一つ一つ、震災当時の私たちの行動と思ってしまう。街を、人々の暮らしを分断する警戒区域のバリケードがすっごく印象的。小野家の人たちがとった行動もなんかわかるなぁと思ってしまった。それしかないのか!?ラストが印象的。
園監督、今回も凄すぎる!!!
これはぜひスクリーンで見ておいてほしい作品。