映画の予告を見て気になっていた作品、早速見に行ってきました。
今日は封切り初日、初回を見に行ってきましたが、朝早い時間でしたが、まずまずの入りって感じでした。
折井綾乃は、患者からの評判も良い、呼吸器内科のエリート医師。しかし、長い間、不倫関係にあった同僚医師の高井に捨てられ、失意のあまり自殺未遂騒動を起こしてしまう。そんな綾乃の心の傷を癒したのは重度の喘息を患い入退院を繰り返していた江木泰三の優しさだった。綾乃と江木は心の内を語りあい、医師と患者の枠を超えた深い絆で結ばれる。しかし、江木の病状は悪化していった。自分の死期が迫っていることを自覚した江木は綾乃に懇願する。「信頼できるのは先生だけだ。最後のときは早く楽にしてほしい」と。2か月後、江木は心肺停止状態に陥る…。
草刈さんと役所さんの久々の共演。今回は医師と患者という立場での2人。喘息で次第に重い症状に移行していく江木と、担当医師のつながり。もし、自分が、そんな立場になった時、どう行動するだろうと思いながら見ていた。自分では話せない、それこそ託すしかない場合。医師にしても、すごく難しい立場だと思う。延命だけが医師の選択できることなのか。でも、残された家族は、どう選択するのか。いつかは来る、死をどう選択するのかと、考えてしまった。
そして、同時に描かれていく、検察での事情聴取。こんなふうに取り調べって行われるのかと思った。そして、有無を言わさない誘導。ひとつ終わって、ホッとしている人に、またも聴いて行く手法。そうやって、落としていくのか、そうやって落とされていくのかと、こわっっと思った。
見終わって、原作をきちんと読みたくなった。
これはぜひスクリーンで見て欲しい作品。