震災の影響で公開が1年延びた作品、待ちに待ったよ!!!と早速見に行ってきました。
今日は祝日、お昼の回を見に行ってきましたが、満席状態でした。
天下統一目前の豊臣秀吉は唯一残された敵。北条勢を圧倒的軍勢で攻めようとしていた。周囲を湖で囲まれ「浮き城」の異名をもち、人々が平穏に暮らす「忍城」もその一つ。そんな中、忍城では、その不思議な人柄から農民たちから「のぼう様」と呼ばれる、成田長親が城を治める事に。長親に密かに想いを寄せる城主の娘・甲斐姫。長親の幼馴染で、戦に強く「漆黒の魔人」と恐れられる丹波。その丹波をライバル視する豪傑・豪腕の和泉。戦の経験はないが「軍略の天才」と自称する若侍・靱負。忍城はたった500人と石田三成率いる2万の大軍との戦いの火ぶたが切って落とされた…!
この映画の原作、ベストセラーということで、昨年の公開予定前に読んでおこうと、mikiも読んでいたのだが、なかなか時代物って、設定が解りずらい印象だったのだが、この映画、本という2次元、もしかして行という1次元の物語を見事3次元に描いたという感じ。ああ、甲斐姫ってこんな感じの人なのか。そして、のぼう様って、こんな感じなんだとすっごく生き生きと描き出している。石田軍の軍勢を相手に戦をしようというくだりも、こんなふうに人をその気にされていくあたり、なかなか凄いものがあるなと思う。群衆の心を自分のものにしていくあたり、すごい人物なんだと思ってしまった。水攻め、さすがに、震災の後に中止を決定しただけあり、すごい迫力、やはり災害の後に中止になってしまったのも解るなと思った。凄い迫力、そして、クライマックスの船の上での踊りも見事。こんなふうにのぼう様は踊っていたんだなとおもった。もちろん、合戦も迫力満点。
原作以上に映画が面白い。
ラストに、現在の忍城付近の映像も出てきたり、人々の後日談がでてきて、あ、これは実話なんだとナットク。当時、よくあんな堤を作ったものだと改めて感心してしまった。
これはスクリーンで見ないとソンかも。ぜひ見ておきたい作品。