映画の予告を見た時からもうゾクゾクとしてしまった作品、早速見に行ってきました。
今日の試写会は大勢の方が見に来ていて、満席状態でした。ドキュメントの字幕上映でしたが、小学生のお子さんも観に来ていました。
世界最高峰のバレエコンクールのユース・アメリカ・グランプリ(YAGP)。毎年世界中から9歳~19歳の5000人を超える応募があり、世界各地の予選を勝ち抜きNYでの最終選考に残るのは200~300人程度のみ。入賞すれば世界の名門スクールへの奨学金や、バレエ団への入団が約束される。いくつかのステップを勝ち抜いてYAGP最終選考に残った6人の子どもたちを追ったドキュメント。激しい練習に耐え、それでも「踊ることが大好き」と、きらきら目を輝かせるバレエダンサーの卵たち。バレエは彼らにとって何なのか。夢を叶えるために自分を限界まで追い込む子どもたち…。
小さい頃からバレエが大好きと、これだけの過酷なレッスンをこなしてコンクールに入賞していくのかと、それこそビックリ。11歳のアラン、バレエでこれだけの表現が出来るなんてと驚いてしまう。また、常に自分の体をバレエのためだけに鍛えているその姿、これが本当に11歳なのと思ってしまう。そんな子どものために、親も、アランがバレエが出来る環境であって欲しいとの努力、親もまた凄いなぁと思ってしまった。ミコとジュールズ、二人の姉弟も、バレエのために自宅学習、専属の先生に個人レッスン。ミコのその長い手足がヒュンという感じで踊っているとき、観ていて凄いと思ってしまう。ジュールズ、途中で別な道を行くことにしても、意外とこんな性格の方が、コンクールには向いているのではと思ってしまった。
レベッカ、まるでバービー人形がバレエをしているようなスタイル、その開脚角度に思わずえっっっとなってしまった。ミケーラ、バレエで踊ることを夢見て、今実現している姿、そして、コンクールのシーンには思わず感動。ジョアン、夢のために、故郷を離れレッスンする姿、故郷の母親の気持ちが痛いほど伝わる。
コンクールのその凄さ、緊張感、そして、5分の演技に全てをかける子どもたちの姿、また、そこで一つのミスから崩れていく子どもたちの姿、これが現実、そして、夢への第一歩。
その凄さ、観終わった後でも感動。また観たいと思う。
これは是非是非スクリーンで見ないと損、ぜひ見て欲しい。