あの、有名なミュージカルが映画になると聞いてすっごく楽しみにしていた作品、さっそく見に行ってきました。
今日は封切り翌日の土曜日、昼過ぎの回を見に行ってきましたが、満席状態でした。
ジャン・パルジャンは、パンを盗んだ罪で19年間服役した後、仮出獄するが、生活に行き詰まり、再び盗みを働いてしまう。その罪を見逃し赦してくれた司教の真心に触れた彼は、身も心も生まれ変わろうと決意し、過去を捨て、市長となるまでの人物になった。そんな折、不思議な運命の糸で結ばれた女性ファンテーヌと出会い、彼女から愛娘コゼットの未来を託されたバルジャンは、ジャベールの追跡をかわしてパリに逃亡。彼女に限りない愛を注ぎ、父親として美しい娘に育てあげる。しかし、パリの下町で革命を志す学生たちが蜂起する事件が勃発。誰もが激動の波に呑まれていく…。
ジャン・バルジャンの波乱万丈の人生というのがぴったりという感じ。そういえばこれ「ああ無情」というタイトルで子供の頃に読んだ記憶があるが、なんか面白くない本という印象しか残っていないなぁ。ミュージカル映画にするとこんなにすごい映画になるんだと思った。それこそセリフのように歌を歌っていく。ジャベールの正義感とジャン・バルジャンの思う正義、今では解るが、この本を読んだ時の子供の頃にはわからないだろうなぁと思いながら見ていた。まあ、ストーリーはどんどん変わっていって、波乱、てんこ盛りって感じ。ラストに再び出てくるファンテーヌとバルジャンの歌には思わずウルッとなってしまった。
これは是非、音響のいいスクリーンで見たい作品。