映画のチラシのこの少年の笑顔が気になっていた作品、さっそく見に行ってきました。
今日は土曜日、朝一番の回を見に行ってきましたが、上映前にアミール・ナデリ監督の舞台挨拶があったため、満席に近いくらい入ってました。
1970年代初頭のイラン。ペルシャ湾沿岸の小さな港町。少年アミルは廃船にたった一人で暮らし、外国船の船員が海に捨てたビンを拾い集めたり、水兵の靴磨きや水売りなどして何とか生計を立てている。アミルには好きなものがたくさんある。大きな白い船、飛行機、チャップリン、友だち、そして走ること。ある日、アミルは自分が学校にいっていい年齢なのに、読み書きができないことに気づき、猛然と字を覚え始める。
一人、廃船を家として暮らしているアミル。時には友達とビン拾いをしたり、ゴミから廃品を回収したり、また水を売ったり、靴磨きをしたりと、生きるためにいろいろと仕事をしている姿がとてもたくましい。とくに、水売りをして、代金を払わずに自転車で走り去った大人を追いかけ、どこまでも走っていく姿は、すごい!!mikiだったらとっくに諦めてたのにとおもっいながら見ていた。あの当時、熱いイランでは、氷が結構貴重品だったんだと思った。そんなアミル、字を覚えたくて、習いたくて一生懸命に勉強する姿、自分の思いを実現しようとする姿はすごいなぁと思いながら見ていた。見終わって、アミルに元気をもらった感じ。
是非、スクリーンで見てほしい作品。