映画の予告を見て、いったいこの結末ってどうなるのか?とすっごくきになっていた作品、さっそく見に行ってきました。
今日は平日、夜の回を見に行ってきましたが、まずまずの入りって感じでした。
離婚と失業の試練を乗り越え、ようやく穏やかな日常を取り戻した幼稚園教師・ルーカス。そんな彼がある日、親友テオの娘クララの作り話が元で変質者の烙印を押されてしまう。あるのはクララの証言のみ。無実を証明できる手だては何もない。町の住人達はおろか、唯一無二の親友だと信じて疑わなかったテオまでもが、幼いクララの言葉を疑いなく、身の潔白を説明しようとするルーカスの声に耳を貸そうとしない。噂はあっという間に町中に広がり、仕事も親友も全てを失ったルーカスは小さい町で孤立してしまう…。
家庭では父と母がいがみ合って、居心地の悪い家になっている。そんな時、子どもがついた小さな嘘から、とんでもないことに。デンマークの諺には「子供と酔っぱらいは嘘をつかない」というながあるらしいが、その言葉がこの作品のテーマらしい。確かに本当にあってはならないことであるが、その出来事が本当の事なのか、子どもの作り話なのか、どうやって判断していけばいいのかと思いながら見ていた。また、町の人たちの迫害の標的となりひたすら耐え続けるルーカスの姿。そんな町の人の立場であった時、自分はどんな行動となるのかと考えてしまった。また、その予防については、どうなるのか。クライマックスからラストまで、彼はどんな立場にいたのかと考えてしまった。
ラスト、あの人はいったい誰?まだ許していないのか?
いろいろ考えさせられる作品、ぜひスクリーンで見てほしい。