映画の予告を見て気になっていた作品、さっそく見に行ってきました。
今日の試写会は、大勢の方が見に来ていました。
地中海の小さな島リノーサで、プチッロ一家は代々漁業を営んできた。しかし時代が大きく変わりゆく中、漁業も衰退の一途をたどり、島の人々の暮らしは大きく変わろうとしていた。母ジュリエッタは島を出て息子にはもっと広い世界で生きてほしいと願っている。しかし、20歳のフィリッポは、海の掟に生きる祖父を尊敬し、島を出る気はない。夏になり、民宿として観光客を迎えた一家だが、同時にアフリカからの難民の母子を家にかくまうことになってしまう。不法滞在者である彼らを警察に引き渡そうと考えたジュリエッタだったが、必死に生きようとする母子の姿に心が揺れる…。
地中海のまぶしい太陽を描いているのか、高コントラストな映像。
小さな島で細々と漁を営んできたプチッロ一家の祖父と孫のフィリッポ。でも、母はこの島を出ていきたいと思い、夏には自分の住む家を民宿にと改造する。そんなある日、漁に出た祖父とフィリッポが出くわしたのは難民船。今までは当然のように海で人助けをしていた祖父が、難民は助けてはいけないといわれる。
夏の観光として若者たちが遊ぶ姿と対照的な難民の姿がとても印象的。家に匿った難民の母子はいったいどうなるのか。また、フィリッポが、夜の海にボートを出して、出会った難民は一体!?フィリッポの苦悩もすっごくわかる気がする。
ラスト、難民の母子と共にフィリッポの行動がすっごく印象的。はたして彼は!?
ちょっと見ておきたい作品、ぜひスクリーンで。