マッツ・ミケルセンさんの最新作、映画の予告も面白そうと楽しみにしていた作品、さっそく見に行ってきました。
今日は連休最終日、朝一番の回を見に行ってきましたが、結構大勢の方が見に来ていました。
18世紀後半、精神を病んだデンマーク国王クリスチャン7世の侍医となった野心家のドイツ人ストルーエンセ。王の唯一の理解者であり、親友となる一方で彼は、孤独な王妃カロリーネの心も虜にし、禁断の恋に落ちる…。啓蒙思想を信奉する彼は、やがて国王の言動を操り、事実上の摂政として数々の改革を推し進めていくが、不満を募らせた保守派貴族たちは密かに政変を起こそうと画策していた…。
冒頭、この年代、デンマークには検閲があったんだと思いながら見ていた。いろいろな思想を統制していたらしい。そして、イギリスから王妃として輿入れしたカロリーネと、精神を病んだ王クリスチャン。そして王の侍医となったストルーエンセ。この三角関係の行方はどうなるのかとハラハラしながら見ていたって感じ。中盤以降、王と共に数々の改革を推し進めていく侍医のストルーエンセ。摂政を行ったことにより、一方で改革を断行できることとなったのかもしれないが、急進的な改革により保守派の貴族の不満が爆発、結果的に判断能力のない王が保守派に加担した格好になってしまったのか。なんか運命の皮肉を感じる。そして、捕えられてしまったストルーエンセの末路は…。カロリーネの思いは…。137分とちょっと長めの作品だが、最後まで目が離せないストーリー。
これは、スクリーンで楽しんでもいいかも。