キム・ギドク監督の最新作、映画の予告もすっごく面白そうで、いったいあの女性は?とワクワクしていた作品、さっそく見に行ってきました。
今日はサービスディ、夜の回を見に行ってきましたが、満席状態でした。
十字架から降ろされたイエス・キリストを胸に抱く、聖母マリア像「ピエタ」は慈悲深き母の愛の象徴である。生まれてすぐに親に捨てられ、30年間天涯孤独に生きてきた借金取りの男ガンド。冷酷無比な取り立ての日々を送る彼の前に、突然母親だと名乗る謎女が現れる。女は本当にガンドの母親なのか?なぜ今、現れたのか?疑いながらも、女から注がれる無償の愛を次第に受け入れていくガンドだったが、最後に明かされる事実を知った時、思いもよらない行動に出るのだった。
日本にもこんな工業地帯あるよね、風景はどこも似た感じだなぁと思いながら見ていた。寂れてしまったのは、日本以上という感じがする。そんな下請工場にやってくる一人の男。利息が元金の10倍という高利。いったいどうやって返済するのかと思ったら、えっこんなことで…とゾワゾワしてしまった。そんな男ガンドを訪ねてくる女、いったい彼女は!?本当に彼の母親なのか!??彼の家に入り込み、母親らしく世話を焼こうとする姿。そんな姿に、次第に母への思慕を募らせるガンド。と、その中で、ガンドが生きた鳥をさばいたり、母がでかいウナギを調理したりと、見ていてえっっとなってしまうが。そして、母親が編むセーター、いったい誰のもの?と思った後半、次第に明らかになっていく母親の素顔。そうか、あの映像の…!?ガンドが母を探す先は、かつて自分が陥れた人々のところ、その姿は…!!
そして、母親は!?そして、ラスト、ガンドは…!!ラストがすっごく衝撃的、あれって、どこで気づくのかと思いながら、すっごく忘れられないラストだなと思った。
結構衝撃的だが、スクリーンで見たい作品。