映画の予告を見て、外国版「そして父になる」みたいだなと思った作品、ようやく見に行ってきました。
今日は休日、午後の回を見に行ってきましたが、結構大勢の方が見に来ていました。
テルアビブに暮らすフランス系イスラエル人の家族。ある日、18歳になった息子が兵役検査を受ける。そして残酷にも、その結果が証明したのは、息子が実の子ではないという信じがたい事実。18年前、湾岸戦争の混乱の中、出生時の病院で別の赤ん坊と取り違えられていたのだ。やがてその事実が相手側の家族に伝えられ、2つの家族は、それが「壁」で隔てられたイスラエルとパレスチナの子の取り違えだったと知る…。
イスラエルとパレスチナ、近くにあるのに言葉も、生活も、宗教も違う。そして互いにいがみ合っている。そんなイメージだが、そんな国の息子たちのストーリー展開。こちらは18歳、そろそろ自分の道を考える年代となった二人がどう、自分たちの現実に目を向けるのか。母は、父はどう向き合うとか。うーん、父のあのセリフ、やはり日本の「そして父になる」でも聞いたなぁ、男の人って、やはりどこでもそう思うのか?母はやはりお互いに考え、互いに連絡を取り合って、動く。うーん、そんなところはやはり女性ならではかなと思ってしまう。息子は、迷い、戸惑い、そしてやがて自分の道を開いていくって感じだなぁ。途中ちょっとストーリーが滞って眠くなってしまったが、ラスト、結構納得できる感じ。そうだよね、自分にこんなに両親がいたなんて、ちょっと心強いのかも、なんて思ってみたりして。
なんかちょっとほっとするラストだった。
うーん、こちらもぜひスクリーンで見て、日本版と見比べて見るのもいいかも。