東野圭吾さん原作の作品の韓国版リメイク。さっそく見に行ってきました。
今日の試写会は大勢の方が見に来ていて満席状態でした。
町内の廃墟と化した銭湯で、冷たくなった姿で発見された女子中学生スジン。父親のサンヒョンは妻を亡くしてから男手ひとつでスジンを育ててきた。一人娘の死を目の前に、喪失感でただただ呆然とする。そんなある日、サンヒョンに犯人の情報が書かれた匿名のメールが届く。そこに書かれている住所を訪ねると、少年たちに暴行され死にゆく娘スジンの動画を見て笑うチョルヨンを目撃する。理性を失い衝動的にチョルヨンを殺してしまうサンヒョンは、また別の共犯者の存在を知り犯人を捜そうとする。一方、スジンの殺人事件の担当刑事オッグァンはチョルヨンの殺害現場を見てサンヒョンが犯人だと見抜き、追跡し始めるのだった…。
そうそう、日本でも5年前に寺尾聡さんが主演で公開された同名の韓国版リメイク。日本の作品はずっと重い感じの作品だったが、韓国のものは、どちらかというと、アクションが主という感じで、作る国が違うと、こうも感じが違うのかと思いながら見ていた。今風のメールやスマホでの映像撮影など、細かいところは違っているが、娘を殺されて、その復讐する父親の心情はどの国でも変わらないのか。犯罪被害者の父親から、犯罪者になってしまうその父の心情。少年犯罪ということでの極刑は望めないのはどの国も同じなのか。犯人を捜すために、冬山に行く父の姿。ラスト、少年に突きつける銃、そして父親は…。ラストの父の姿がとても印象的。
うん、改めて韓国版で見てもいいかも。