予告を見て気になった作品、さっそく見に行ってきました。
今日はレディスデイ、夜の回を見に行ってきましたが、まずまずの入りって感じでした。
1912年。初老の実業家ホフマイスターの屋敷に、秘書として才覚あふれる美しい青年フリドリックがやってくる。一つ屋根の下で暮らすうちに、若妻ロットとフリドリックは惹かれあうが、触れあうことはもちろん、愛を口にすることも出来ず想いだけが募ってゆく。フリドリックの南米への転勤が決まったとき、お互いに胸にしまいこんでいた気持ちが溢れ出し、初めて想いを伝え約束を交わす。「2年後、戻ってくるまで、変わらぬ愛を誓おう」と。しかし、まもなく訪れた第一次世界大戦によって運命は大きく揺れ動く…。
当時の製鉄会社社長といえば、相当の資産家だったのかなぁ、この社長はと思いながら見ていた。そこに、秘書として、暮らすこととなったフリドリック。次第に若妻に惹かれていく姿がとても印象的。今みたいに、すぐに言葉に出せず、次第に高まる心を隠しながら生活している姿。家の調度品や、若妻のドレス。そして、霧に包まれる家など、とても美しく描いている。そして、妻の弾くピアノの音楽。互いに思っていても、離ればなれになる切なさ。その想いを手紙に託す二人のやり取り。
クライマックス、出会う二人と、ラストの情景。
うん、上等な恋愛ものって感じ。
スクリーンで、上等な恋愛に酔ってみたい。