アル・パチーノさんが歌手を演じるということで、さっそく見に行ってきました。
今日は平日、夕方の回を見に行ってきましたが、まずまずの入りでした。
スタートしての絶頂期を過ぎ、もう何年も新曲を書いていないダニー。往年のヒット曲さえ歌っていれば、ハデな生活は続けられたが、どこか空しかった。そんなダニーに、ジョン・レノンからの手紙が届く。43年前、駆け出しの頃のダニーに書かれた手紙を、長年彼を支えてきたマネージャーが見つけたのだ。そこには、富や名声に惑わされず、音楽への愛情を持ち続けることの大切さが優しく綴られていた。もし、あの頃にこの手紙を読んでいたら。いや、間に合うかもしれない、今なら…ダニーはツアーをキャンセル、顔も見たことのない息子に会いに旅立つ。滞在先のホテルのマネージャーは機転のきく魅力的な女性で、新曲のアイデアも湧き、新たな人生の幸先は絶好調だった。予想通り息子には激しく拒絶されるが、気立ての良い妻と可愛い孫娘を味方につけ、懸命に愛情を捧げるダニー。しかし、心を開きかけた息子は深刻な病にかかっていた。2度とこの手を離さないと決めたダニーは…!
こんなに恵まれていて、何もわざわざそんなことしなくても、とは思うのだが。でも、人はやはり新しいことをやってみたい、やり残したことをしたいと思うのだろうか。ジョン・レノンからの手紙をきっかけに、やりたいことをやろうと決めたダニー。でも、それを実行しようとしても、周りはなかなか理解してもらえない。でも、少しずつでも、やろうと決めたのってすごいなあと思いながら見ていた。でも、それはお金があるから!?でも、お金があっても変えないのは家族の想いだったりする。家族や、周りの人への思いやり、ラストにそんな思いやりを感じる。周りの人たちはついつい今までのダニー像を見ているが…。うーん、ラスト、また元に戻っちゃったのかなぁ、どうなのかなぁと思いながら見ていた。
うん、スクリーンで見てもいいかも。