本田望結さん出演の作品ということで気になっていた作品、ようやく見に行ってきました。
今日は週末のレディスディ、夜の回を見に行ってきましたが、まずまずの入りでした。
大好きだった父を突然亡くした8歳の千秋は、生きる気力を失った母と共に引っ越して来たポプラ荘で、大家のおばあさんと出会う。父を失ったことで心に不安を抱えた千秋におばあさんは、「自分は亡くなった人に手紙を届けることができる」と話し、その言葉を信じた千秋は死んだ父に伝えたかった溢れる想いを手紙に綴っていく…。
突然の夫の死に戸惑う妻。そんな母に付き添って電車に乗った千秋。行くあてもなく電車に乗り、何もしゃべらずに乗り続ける母に、不安そうな千秋。最初のシーンの千秋のセリフのないシーンが続いているが、そんな不安な表情など、セリフのないシーンも本田望結ちゃんしっかり演技している。ふと母が降り立った駅、町の散策、そしてたどり着いたポフラの木。その木がとても印象的。夏の葉音。秋の落ち葉。そして、大家のおばあちゃんと、秘密の約束の手紙。見ていてほんのりしてしまう。うん、mikiもあんなふうに、手紙を託せる人がいたらいいなぁと思いながら見ていた。ラスト、おばあちゃんのシーンに、こんなにあったのかという手紙には思わずウルッとしてしまった。よく、生花を入れるものだが、こんなに多くの手紙もいいかも。
最後までしみじみと見入ってしまった。
うん、スクリーンで見てもいいかも。