映画のチラシが気になった作品、早速見に行ってきました。
今日は平日、夜の回を見に行ってきましたが、まずまずの入りでした。
舞台は、瀬戸内海にのぞむ美しき万葉の町・牛窓(うしまど)。岡山は広島に次ぐ、日本でも有数の牡蠣の産地だ。養殖された牡蠣の殻を取り除く「むき子」の仕事は、代々地元の人々が担ってきた。しかし、かつて20軒近くあった牛窓の牡蠣工場は、いまでは6件に減り、過疎化による労働力不足で、数年前から中国人労働者を迎え始めた工場もある。東日本大震災で家業の牡蠣工場が壊滅的打撃を受け、宮城県から移住してきた一家は、ここ牛窓で工場を継ぐことになった。そして2人の労働者を初めて中国から迎えることを決心。だが、中国人とは言葉が通じず、生活習慣も異なる。隣の工場では、早くも途中で国に帰る脱落者も。果たして牡蠣工場の運命は?
まったりとした猫の映像から入ってきて、えっいったい何!?と思いながら見ていた。牡蠣の養殖、こんな風に海から引き揚げてくるんだと、興味深かった。そして、海から引き揚げた牡蠣は工場へ。といっても、海の近くの作業小屋風の建物。ここが工場!?工場といっても、動いているのは剥き終わった牡蠣殻を捨てるためのベルトコンベアーくらい。へえっっ、手作業で牡蠣をそうやって配っていくのかと興味深かった。そして牡蠣剥き。あっという間に殻を開けて、身を取っていく。でも、その手元に何個かあるバケツってどうやって分けてるのか!??そして、剥き終わった牡蠣殻はどうするのか、そんな説明など一切なしで、ただずっと映し出していく人々の風景。現地の人だけでは足りずに、今は中国からの出稼ぎ者が来る現状。それでも、働きがいいものと、すぐ脱落するものと。やはりどこも同じなのか。剥き終わった牡蠣は、ああやって出荷されていくのかと結構興味深かった。そのおかげで、私たちは簡単に牡蠣のむき身を買うことができるのねぇとも思った。なかなか地味で、それでいて大変な作業だなぁと思いながら見ていた。
後半、新しく中国の人を雇い入れる工場の模様が出てくる。異文化交流もなかなか大変だなぁと思った。
なかなか普段でも見られない光景、スクリーンで見てもいいかも。