映画の予告が気になった作品、早速見に行ってきました。
今日は週末の金曜日、朝一番の回を見に行ってきましたが、ほぼ満席状態でした。
子供や孫にも恵まれ、穏やかな老後を過ごすマドレーヌ。まだまだ元気な彼女だが、92歳の誕生日のお祝いに駆け付けた家族に対して驚くべき発表をする。気力があるうちに自らの手で人生に幕を下ろすというのだ。絶対反対を唱える家族たちと、揺るがないマドレーヌの意志。しかし限られた日々を共に過ごす中で、次第に家族たちはマドレーヌの想い、そして彼女の生きてきた人生と触れ合っていき…。
突然の親の宣言にはやはり戸惑ってしまうだろうなと思う。だけど、そばで接してみて、少しずつやれることが少なくなる、そんないらだち、やはりわかるなぁと思いながら見ていた。そうそう、できなくなることが多くなり、やってもらわなければならないことが多くなる。そんないらだちがあるのだろうねと思った。そして、そばにいる娘と息子の想いの違いもなんか分かりそう、でもそれも分かるなぁと思った。一つ一つ物を自分で始末して、片付けて、贈り物にして…。そうやって、じぶんでかたづけられるのっていいなぁ、などとも思った。
ラスト、周りの人たちとのお別れ、思わずウルウルしてしまった。
うん、これはぜひスクリーンで見て考えてほしい作品。