映画の予告が気になった作品、早速見に行ってきました。
今日は封切り初日、朝一番の回を見に行ってきましたが、まずまずの入りでした。
運よく収容所行を免れ、大胆にもドイツ人兵士に成りすましてベルリン市内の空室を転々としたツィオマは、ユダヤ人の命を救うための身分証偽造を行った。友人とともに戦争未亡人を装って映画館に出かけたルートは、ドイツ国防軍の将校にメイドとして雇われることに。最も若い16歳の少年オイゲンはヒトラー青少年団の制服を着て身元を偽り、反ナチスのビラ作りに協力。17歳の孤児ハンニは髪をブロンドに染めて別人になり、映画館で知り合った男性の母親の家に匿われた。家族と離ればなれになり、ゲシュタポにいつ逮捕されるか分からない不安の日々を強いられた彼らは、あてどなくベルリンの街をさまよい、飢えや冬の寒さ、孤独感などにも苛まれた。それでも生きる希望を失わずに知恵と勇気をしぼり出し、ナチスから「見えない存在」であり続けた彼らの奇跡。ユダヤ人たちに救いの手を差し伸べたレジスタンスや善良なベルリン市民の英雄的行為にも光を当てる。
ふつうこういった実話を基にした…物って、最後に本人が出てきてということが多いのだが、この4人についてはそれぞれの口から話されたことも要所要所に出てきて説得力があった。映画化に当たって、何人かに話を聞いて、それを基に映像を作った感じなのだろうか。髪を染めたり、未亡人に扮したりと、結構大変だなぁと思ったり。それでも、見つかりはしないかとびくびくした日々。どうやっと切り抜けていったのかと、ドキドキしながら見ていた。また、身分証の偽造を行ったツィオマの紛失の話は、えーーっっっとドキドキしたり、なんでそんなこと!!!と思ったり。どれもドキドキしながら見ていた。
スクリーンで見ておきたい作品。