tr@tr@k映画祭でグランプリなどを受賞した短編3作品の上映ということで早速見に行ってきました。
今日は封切り初日、レイトショウのみの上映。舞台挨拶付きということで会場は満席でした。
舞台挨拶は、出演の若手俳優、監督さんのご挨拶がありました。また、作品の紹介があり、VANISHでは、「吸う」ということで、出演者も初めてそのことを知ったみたいで、びっくりしていました。
追憶ダンス
深夜。コンビニバイト中の鈴木の前に、強盗が現れた。そいつは中2まで一緒だった同級生の佐藤だと言う。だが鈴木はすぐには思い出せず…。「イジめた方は忘れても、イジめられた方は覚えてんだよ!」記憶の掛け違いを巡る二人のバトルは予想外の結末に!
VANISH
年間失踪者10万人、その原因はわかっていない…。「自分」が何者なのか分からないまま、生きる為に人間を喰う謎の親子と、死体処理が生業のヤクザ。「消す」ことを宿命づけられた二人の共存…。「命」とは?「生きる」とは?
ACTOR
売れない役者の山田はバイト先でもバカにされる日々。向いてないのかな…悩みながら振り向くと、映画の撮影隊がなぜか山田にカメラを向けている!?戸惑いつつシーンを演じきった山田は、憧れのスターとの共演で覚醒し…。夢を捨てられない男が、現実と幻想の境界を疾走する!
3作品で84分の上映時間だが、このショートフィルムには面白さが凝縮していた。つまらない作品の2時間を見るより、このショートフィルム1作品の方がはるかに面白いかも。
「追憶ダンス」名前の鈴木、佐藤のあるあるをうまく描いている。mikiはこの作品、2年くらい前にショートフィルム上映会で見て知っているのだが、2度目見ても楽しめた。かえって2度目の方が、そうそう、そうだよねと分かっているので、そのふたりのコンビニの状況がわかってなかなか面白かった感じ。2度見てもやはり笑ってしまった。
「VANISH」の生きる為に…の親子、こうやって消す、いや吸うのねと、そのすごさ、こうなってしまうの!?けっこう滑稽であったり、その奇抜さにビックリだったり。この親子、この後どうなってしまうのか、続きが見たいかもと思った。
「ACTOR」どこまでが現実世界で、どこまでが彼の空想世界なのか。売れない役者役の役者、本当は!?劇中劇のまた劇中劇む、うーん、これって無限に続く!?クライマックスのシーンは思わずどうなってしまうの!!とドキドキの後、思わず!!!だったり。
とにかく、この3本、時間を忘れて楽しめた。なかなかショートムービーって、映画祭などで上映する機会はあるけど、こうやって一般の映画館での上映ってないので、ぜひこの機会にスクリーンで見て欲しいのと、この企画、これからも他の作品でもやってほしいかなと思った。
うん、スクリーンで見たい作品。